主任

精神科　男女混合　急性期及び慢性期の病棟です。患者さんの年齢が20代から80代までと幅広いため、様々なニーズに応えられるように、スタッフは日々コミュニケーション技術を磨いています。男性スタッフが半数を占める病棟です。精神科看護の魅力は、一般科の看護よりも治療に関して患者さんに深く関われることです。医師やチームの皆さんとそして患者さんと一緒に考えたり、悩んだり、楽しんだりします。自分の関わりで患者さんの回復する力や強みが引き出せたり、引き出せなかったりします。ですので、他の科に比べて、精神科は看護師自身の影響力が大きいと思います。

病棟の雰囲気は明るいです。患者さんにチームで最善の看護を提供できるために意見交換が活発に行われ、教え学び合い、協働しています。個々のスタッフが状況や場面に応じて活き活きとリーダーシップを発揮出来る雰囲気があります。

プリセプター制度があり、１人ひとりのペースに合わせた教育を行っています。ポートフォリオを取り入れ、自身で設定した目標に向かって個人の特性を活かした教育を行っています。研修への参加も勧めています。また、救急や一般科の経歴を持つスタッフも多く、患者さんの「心」と「身体」と両方から支え、寄り添う看護が実践出来る教育体制を整えています。

患者さんが生きづらそうにしているのをなんとか手助けできないかと一つひとつ丁寧に対応して行くと、患者さんも応えてくれます。そして患者さんに自分らしく生きていこうと前向きさが見られたときは大きな喜びと看護師としてのやりがいを感じます。
「入院した時は嫌だったけど、今は入院して良かったと思います。ありがとう」と患者さんが退院の時に言葉をかけてくれた時に、自分たちの看護は間違っていなかったと看護師としての存在の意味を実感します。